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佐々木 匠

保育からみる動物園 No.7

更新日:2023年10月16日

※記事作成日:2017年1月11日


保育士試験では保育の歴史・研究についてもふれます。その中でボウルビィという人物を通して考えたいと思います。


ジョン・ボウルビィはイギリスの精神科医で、施設で育った子どもに現れる障害「施設病:ホスピタリズム」を報告した人物であり、母親など特別な人に対する情緒的な絆「愛着:アタッチメント」の重要性に言及されました。

子どもの愛着行動に対し、まわりの大人がどのような反応をするかは、子どもが社会的、情緒的に健全な発達を遂げる上で、とても重要な要素になります。これは人間関係に影響するだけでなく、物事を捉えるこころを築く上でも重要です。


動物園動物には、ふれあいに登場するウサギ・モルモットなどをはじめ共感性に富む存在が多いです。目の前にいる動物のこころを察する機会がたくさんあります。 ただ、「見た・触った・かわいかった」だけで終わらせず、

「見た」ことで『その動物はどうだったか』

「触った」ことで『その動物はどうだったか』

子どもの心情がそこまで行き着くためには、飼育係や保護者の声掛け・補助が必要です。 そして、その技術・方法はそれらを意識して場数を踏まなければ向上しないでしょう。

まずは意識から。


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